多摩川チェリーズ活動日誌18 ~初ライブ編~ | パリジェンヌに憧れてンヌ!

多摩川チェリーズ活動日誌18 ~初ライブ編~

(下で書いた事と重複しますが、昨日の初ライブを振り返りたいと思います)


いよいよ待ちに待った多摩川チェリーズ初ライブの日。
リハーサルがあるので、僕たちの集合時間は2時半。
僕がライブハウスのある国分寺に着いたのが3時半。

1時間の遅刻…。

もうね、人生で初のライブですよ。
普通なら緊張して寝れなくて、落ち着かない僕はついつい会場に足が向かうはずなの。
で、1時間くらい早くライブハウスに着いてみると、何故かメンバーがいるの。

「何でお前達もう来てんだよ?」
「何か緊張して落ち着かなくて…。」
「俺もだよ。考える事は一緒だな。」
「やっぱり俺たちどっかで心が繋がってるみたいだな。」
「あぁ、そうみたいだな。」
「こんなにみんなの心が一つになれたんだ。
 恐いもんなんてないぜ!ライブも頑張るぞ!!」


ってなるはずだったの。
僕のイメージでは。
それが何!?

「ごめん、1時間くらい遅れる…。」

やったからね、僕。

緊張で寝れないとか無くて、たっぷり11時間睡眠。
でも遅刻の原因は寝坊じゃないんです。

これが本当に胡散臭い話しなんですが、
女の子と二人きりで僕の家にいたんで家を出れなかったんです。

遅刻してでも女の子となるべく長く一緒にいたい。


これが理由なら仕方ない。
うん、遅刻しても仕方ないよ。

そんなわけで幸先悪く遅刻で幕を開けたライブ当日。
国分寺についてメンバーと合流。

まだリハーサルやってなくて、リハまでまだ時間があったので
腹ごしらえをして衣装を買いに行く事にしました。
僕、ライブの衣装はずっと前から浴衣にしようと思ってたんです。
夏は浴衣じゃないですか、やっぱり。
結局、安い浴衣が見付からなくて安い甚平にしました。

で、このときに道を歩いてると男の人から声をかけられました。
「すいません、カットモデルやってもらえませんか?」
って。

この美容師さん曰く、僕のオシャレな風貌とオシャレな髪型を見てカットモデルになってもらいたいと思ったらしいです。

ちなみにその日の僕の格好は、上はポロシャツ、下はジーンズ。
髪は乾かしたままのワックスも付けてないボサボサ頭。
ヒゲも蓄えてる。

一体ナニに惹かれたんでしょうか?

よくよく考えればこのバンドと美容師ってすごい繋がってるんです。

もともとこのバンドのきっかけって美容師の安易な一言。
「バンドとかやってます?」
で始まったわけ。

実は1週間前に、ライブでボサボサの頭は良くないので髪を切りに行ったんです。
すると、担当の人がバンド結成のきっかけを作った美容師さんだったの。
しかもあの時以来の担当。

その美容師さんの言葉でバンドを始め、
その美容師さんに切ってもらって初ライブに臨む。

何か運命じみてるじゃないですか。

そんなわけで、ここでも運命を感じた僕はライブ後にカットモデルになる約束をしてきました。

ライブに国分寺に来てるのにカットの約束をしてくるなんて相変わらず舐めてますが、そんなのも僕らしいです。

で、やっとライブハウスに到着。
入り口の階段のところにあるフライヤー。



僕らの下にハイローズの名前が!?
別にそれだけなんですが、嬉しかったので撮りました。

さて、ここまで長かったのですが、やっとバンド活動らしい事をする事になりました。

リハーサル。
色々チェックするんですが、別に僕は何をしたら良いのか分からない。

適当にやっといてよ、って思ったんですがそうもいかないので一応いました。
1番だけとかを歌ってんですが、出演者全員がじっと僕たちを見るの。

もう申し訳なくて、申し訳なくて。

素人ですいません。

噂ではリハーサルが1番緊張するって話しだったんですが、
別段緊張も無く、無事終了。

あとは本番を迎えるのみです。

僕、本番ではやってみたいことが2つあったんです。

・全裸になる。
・童貞佐野(22歳)のファーストキスを奪う。


結論から言うと、ヘタれました。
最近自分のヘタレっぷりに拍車がかかっておりまして、
まぁ他のプライベートでも石を投げられても文句が言えないくらいヘタれてます。

そんなわけで、本番開始ですよ。

正直ね、感想なんて何もないの。

ただただ初めてのステージを味わっただけって感じ。

ステージに立ってる僕はすごい冷静で、
興奮して勃起とかすると思ったけどしなくて、
お客の一人一人の顔色とかがはっきり見えて
一言一句噛み締めて歌って。

何もできなかった自分に言い訳するわけじゃないんですが、
今日は初ライブを終えたってだけで満足。

自らの課題は次のライブで実行します。
そう、課題が明確になっただけでも大きな収穫のあるライブだった。