坊や | パリジェンヌに憧れてンヌ!

坊や

ぼうや ばう― 【坊や】

〔「や」は本来は呼びかけの間投助詞〕
(1)幼い男の子を親しんで呼びかける言葉。古くは女児にも用いた。
「―いい子だね」
(2)世間知らずな若い男を軽いあざけりの意を込めていう語。ぼっちゃん。ぼんぼん。
「彼は―で困る」



「本当、坊やだよね。」


先日、K嬢が僕のことを坊やと罵るわけです。

上の意味を見ても分かるように、『坊や』とはこの場合、

世間知らずな男をあざける意味で使ってます。


どっちかと言うとK嬢の方が浮世離れなくらい世間知らずなんですが、

それはまたの機会に。


そしてK嬢は続けて僕に言います。


「何坊って呼んで欲しい?」


僕のことを坊や扱いしたいのなら言えば良いやと思ったので、


「じゃあタク坊でいいで。」


と言うと、


「いや、お前はブタだね。

 ブタ坊。

 このブタ坊が!!」


と更に罵ってくるわけです。

確かに最近の僕は目を見張るブタっぷり。

そう言われても仕方ない。


すると、間髪いれずK嬢は続けます。


「ブタって言うか肉だよね。

 肉。

 肉坊で良いや。

 この肉坊が!!」


なんて言うわけですよ。

いきなり何を言うんだ、この小娘は。

だから僕は言ってやりました。


「じゃあ、好きなだけ肉坊と呼んでくれ。

 むしろ街中で叫んでくれ。

 肉坊と。

 恥ずかしくなければね。」


この時やっと彼女は気付いたようです。


肉坊。


にくぼう。


肉棒…。


以後、僕のことを肉坊とは呼ばなくなりました。