真実の愛 | パリジェンヌに憧れてンヌ!

真実の愛

真実の愛って何なんでしょうか?


そんな哲学染みた問い、人類には永劫に分かり得るはずありません。

しかし、それを謳った物がここにはある。


『Treu Love Story』


True Love Story


「萌え」が一般社会に浸透しつつある今ならいける。

そう思い今回は筆をとることにしました。


パッケージからしてもう『萌え』。


2003年に発売の今作では、サイクルの早いオタク界の現在の主流となっている『ツンデレ』は周到仕切れてませんが、それでもかなりクオリティの高い作品に仕上がっています。


(ツンデレ・・・例えば、普段はツンツン、二人っきりの時は急にしおらしくなって

        デレデレといちゃついてくるようなタイプのヒロイン、あるいは、

        そのさまを指した言葉。)


そして、Amazonのレビューでは以下のような説明。


恋愛シミュレーションゲーム「トゥルーラブストーリー」(通称「TLS」)シリーズの夏の青春バージョンが、この『Summer Days, and Yet...』だ。高校生たちの、まぶしくて開放的でちょっとドキドキするようなひと夏の日々が描かれている。ゲームの最終目的は、好きな女の子から告白をされて恋人同士になること。プレイの基本システムは従来作を踏襲している。学校生活の毎日を通じ、女の子と会ったり話をしたりしながら仲良くなっていこう。


そんな感じで、副題の『Summer Days, and Yet...』には夏の青春を謳歌しよう的な意味が込められています。

そんな青春謳歌的な体育会的なノリ、そして横文字にする事での知的なノリを副題に込める事によりオタク臭さを打ち消しに掛かったわけです。


しかしこの副題を直訳すると、

『夏日。しかし…。』

なんてマヌケなものになり、何とも不穏な気配を感じずにはいられないものになっています。


こんな感じの前置きおでゲームスタート。


廊下でヒロインの女の子とぶつかるなんて序盤もご愛嬌です。

休み時間にちょっと話しかけても、


「ゴメン、ちょっと忙しいから。」


とか言って速攻逃げられるなんて日常。

よく主人公はめげずに毎日のように話しかけては無視されてます。

ここまでくると普通に嫌われてるんじゃないかと心配したくもなります。


しかも、主人公の名前がリアルに僕の名前。

このゲームをやってると何故だか心が痛むんです…。


しかし僕はヒロインなんてどうでもいいんですよ。


このゲーム、若干6名ほどの女の子の中から気に入った女の子を狙って告白しようなんて粋なゲームなんです。

で、僕が狙うはヒロインではなく、幼馴染の女の子。


向井 弥子


向井弥子


高校にて久しぶりに幼馴染と再会なんてこれまたベタベタば展開。

それもご愛嬌ですよ。


で、昔のように、

「やっこ!」

と呼ぶと怒られる。

ならばと、

「やっこたん!」

なんて萌え~な呼び方をしても怒られる。


じゃあ一体なんて呼べばいいの?


がんばって声を掛けて一緒に帰ったときも、

エロい話しを持ち出すと赤面で怒ってくる。

でもやっこたんの心は何故だかときめいてる。


そんな女の子です。


もっと「やっこたん」のことを知りたい!

僕はそう思うんですが、到底無理な話し。


アレなんですよ。

1時間しかしてない。

まだ買って6時間も経ってないんですよ。

しかも、買ったの僕じゃないんですよ。

150円で買えたんで、オタク文化に冗談めいて興味を持ったK嬢が買ったんですよ。


だから向井弥子を狙ってるとかいうより、

たまたま向井弥子なだけなんですが。

いくら僕でも素でこれは買えない。

てか、いらない。


でも気が向けば真実の愛を探しに行きたいと思います。