パリジェンヌに憧れてンヌ! -24ページ目

アルティメットスポーツ

山形県に世界スリッパ卓球大会というものが存在する。



ちなみに世界と銘打っているが、参加選手は国内のみである。
が、今後ちょっとしたムーブメントを起こす可能性のある非常に興味深い大会である。

しかし時代の申し子と誉れ高い僕はこれに似たスポーツを高校生のときに作った。
ちりとりバトミントンである。

   

プラスチックで作られたそのボディーは適度な反発力を秘め、
中央にしっかりとヒットすると良い感じでバトミントンの羽は宙を舞う。
これが意外に難しく、僕たちは虜になった。
おそらくスリッパによる卓球も同様のスポーツだろう。

毎日、僕と友達は部活前に部室の前でちりとりバトミントンをしていた。
ウォーミングアップみたいなものだ。

しかし活動場所が部室前というのがいけなかった。
部室の前は校門に通じる道になっていて放課後は全校生徒が通る。

これを見た体育教師は思った。
「人通りのあるところで何て危険なことをしているのだ」
と。

僕たちだってバカじゃない。
端っこでやっていたし、人が来たらやめる。

僕たちの抗議、そして僕たちのスポーツに励む美しい姿、飛び散る汗を見ても体育教師の意思は揺るがず、ちりとりは取り上げられた。

僕たちは考えた。
一体何が悪かったのだろう…。
場所が悪いとは言わせない。

ここはおれ達の甲子園だ。

しかし万が一の事を考えると、確かにちりとりは人に当たったら痛い。
だがあんなに面白いスポーツを無くさせるわけにはいかない。

そして僕たちはある物を手に取った。

メガホンだ。



これなら万が一、人に当たったところで痛くない。
そして更にメガホンは僕たちに新たな可能性を与えてくれた。

芯でしっかりヒットしないと真っ直ぐ飛ばないのだ。
少しでも芯を外すとあらぬ方向に飛んでいく。
しかし、だからこそ芯に当たった時の快感は言い知れぬものがあった。
そして芯を外してあらぬ方向に飛んでも、それを必死で追いかけて拾うところにも面白さがあった。

これはもはや虜どころではない。
中毒である。

だが素晴らしいが故に儚くもあった。
メガホンバトミントン初日にして体育教師が現われたのだ。

僕たちはこのスポーツの存在意義とその安全性を必死で説いた。

しかし体育教師にしてみたら注意したにも関わらず、
また同じことをやっているように見えたのだろう。
よほど疳に触ったのか彼はこう言った。

「お前らの部活は廃部や!」

そして彼は体育教官室に消えていった…。

この程度のことで廃部にされてはシャレにならない。
他の部員にも申し訳ない。

僕たちは必死で謝り何とか廃部は免れた。

そしてちりとりもメガホンも無くなった僕たちには体育教師との確執だけが残った。

独り言

僕は独り言が多い。

部屋に一人でいるときは思ったことはだいたい口に出す。
テレビにも喋りかける。
だからテレビは友達みたいなものだ。
アミーゴだ。

そして独り言が絶好調になると不意に思う。

「これ盗聴されてたらめっちゃ恥ずかしい…」

だから急に黙る。
いろいろ考えた末、やっぱり大丈夫だろう、と思う。
盗聴なんてされるわけがない。

そしてしばらくしたらまた独り言タイム。

そして盗聴をまた疑う。

これを繰り返す。

永遠なんて信じられなかったのに
こんな身近なところにあったんだね。

今日の夢 ~仮面ライダー編~

朝起きてテレビをつけると仮面ライダーがやってた。

敵のアジトに侵入する山田邦子
何故かトップレスだ。

状況から判断すると、どうやら山田邦子がライダーのようだ。

敵が現れる(全員女)。
彼女たちももちろんトップレス。

変身するのかと思いきやそのままの姿で戦い続ける山田邦子。

それでも邦子は無敵だ。

そういえばさっきから全員裸の割りには乳首が見えない。
修正を入れている。
製作側の配慮だろうか。

しかしそんなところに気を使うならもっと考えなければいけないことがあるはずだ。
何だ、このターゲット層のわからない仮面ライダーは。
ひとかけらもライダーの要素がない。

子供は邦子のアゴを見て泣き、
主婦はかっこいい俳優がいないので激怒。
男達も中途半端な裸に激怒。

何より邦子がライダーに変身しないのだからコンセプトも無視。

でも僕は思った。

これが新世代の仮面ライダーなんだ…。

Malty Love

今はもうあまり見なくなったビジュアル系バンド。

その中にSHAZNAというのがあった。
当時IZAMの容姿には衝撃を受けたものだ。
そして彼らのファーストシングルのタイトルは「Melty Love」。

「おい、何やこいつら。」
「このタイトルの意味なんや!」


まだ高校生でMeltyの意味がわからなかった僕と友達は
とりあえず辞書でMeltyの意味を調べることにした。

すると、
Melty…麦芽のような
と書いてあった。
つまりビールのような、みたいな意味である。

冷静に考えれば明らかに違う。
何故あんな化粧をバリバリにした人間が
麦芽のような愛を歌わなければいけないのか。

しかしIZAMのヴィジュアルにパニックに陥っていた僕たちに冷静な判断などできるはずが無い。

間違ったまま脳にインプットされ、僕たちはSHAZNAのMelty Loveは、
アルコール中毒になりかけ人のための歌だと理解した。

ちなみにMeltyとMaltyの勘違いに気付いたのは数ヵ月後の話しである…。

ホモ万歳!

思春期だった中学生の頃から思うこと。

例えば僕が女子更衣室や女子風呂を覗いたりしたら捕まる。
でもさ、男やったら誰でも思うわけです。

「覗きてぇ~!!」って。

そんなもんです。
女子更衣室や女子風呂は夢の楽園です。

でもそんな夢のような行為を公に許された人達が存在する。
ホモの人たちである。

もうこれは想像でしかないけど、
もし僕がホモなら男湯はパラダイス。

吉田君(仮名)が服脱いでる。
おおぉ、ええもん持ってますやん。
ああぁ~!山本(仮名)!!近い、当たってるって!!

ってな具合で鼻血が出ると思う。
いや、出す。

目のやり場にも困ると思う。
いや、困る。

でも僕はホモじゃないので男湯では興奮できない。
少し残念である。

だるま

18歳の冬、僕は受験生だった。
しかし僕は大学に行く気がなかったので、全く勉強してなかった。

しかし受験生という雰囲気に浸りたかったので
とりあえず合格祈願にダルマを買った。

全長約45cmの巨大ダルマだ!!
僕は何より目玉を入れるのに憧れていた。


選挙で見るアレだ。

とりあえず部屋に置いた。
恐ろしくミスマッチだ。

しかしダルマを置いたという何とも言えない恍惚感が僕を包んだ。

ダルマを置いて数日、僕はとんでもないことに気付いた。

何とダルマのお腹に有るべきはずの『合格祈願』の文字が無い!!
それどころか有るまじき文字が入っていることに驚愕した!!!


安産祈願

お腹には確かにそうある。

僕には一生関係ない文字である。
僕も含めて、何で家族は数日間この巨大ダルマの文字に気付かなかったのかは未だに不思議である。

そして受験が終わった…。

何故だか某国立大に合格した僕はおもむろに筆を取った。

そして安産祈願のダルマに大きく目を入れて僕の受験は静かに幕を閉じた。

パクリ

これはちょっと面白いと思った。
無許可のパクリです。
ごめんなさい。
でもアレですね、早よ気付けって話しです。

東野の頭は固焼きそば

先日夢に東野幸治が出てきました。
なので、

「僕は今田さんより東野さんの方が好きです。」

と媚を売ると、

「あかん、それだけは言うたらあかん。」

と言われました。

AF

世の中ではアルファベットで略するなんて文化が溢れてます。
たとえばTDLって言えば東京ディズニーランドなわけです。
PSっていったらプレステだし、PCパソコンです。

そんなわけで、僕はAFに注目しました。

これを見て、「あ、あの略か」って思う人は何人いるでしょうか。

僕なんかは経験上、アメリカンフットボールの略だと思います。
つまりAFはアメフトの略です。

でも実はもう1つ思い浮かびます。
アナルファックです。
これもAF。

つまり僕くらいになるとAFでこの2つの言葉を想像します。
しかし、この想像力が時として仇になります。
ちょっと焦ったときに、この2つがごっちゃになったら大変です。

互いのAとFが入れ替わったら、

アメリカンファック』と『アナルフットボール
になるわけです。

アメリカンファック』は何となくわかります。
アメリカナイズされたそれはもうダイナミックなファックなんでしょう。
おおよそ日本人には無理なプレーだと想像がつきます。

しかし『アナルフットボール』だけは人智を超えています。
果たして人類はアナルでサッカーは可能なんでしょうか。
もし可能だとしたら、その競技人口やルールなんかもとても気になることろです。

そんなわけで、もし僕が人に
「高校のとき部活は何やってた?」
ってパニクってるときに聞かれて、思わず声を大にして
「アナルフットボール!」
って言わないか心配です。

ロックマン

ロックマンダッシュ。

体験版をプレイする機会があったのだが、
今まで僕がやったプレステのゲームの中で一番のくそゲーだ。

3DのアクションRPG。
ロックマンの武器は腕につけられた銃。
町には人がいっぱいる。
普通は町では銃などの武器は使えないのがアクションRPGの定石。
でもこのゲームでは違った。
使えた!
しかも町の住民に当たった!!

「痛いッ!痛いッ!」

何と、リアクションはこれだけである。
そして町の住民はその後、何事もなかったかのごとく歩く。

ロックマンの武器は輪ゴムで作った銃並みの威力しかないことが判明した。

外に出て敵を倒す。
輪ゴム級の威力の銃で普通に倒せた。

どうやら近所の子供同士のケンカレベルである。

そしてロックマンの敵よりも町の住民の方が強いこともわかった。

じゃあ、町の住民が敵を倒したほうが世界は早く平和になると思いつつも先を急ぐ。

遂にボスが出てきた。
町の中での戦いである。

でかい!!こいつは強そうだ。

さいわい町の中なので隠れる所はいっぱいある。
民家の影に隠れてヒット&アウェイ戦法だ。

しかし次の瞬間、考えもしないことが起きた。

敵のミサイルが民家ごと破壊したのだ。

いきなりの破壊神の登場。
ゴム鉄砲対ミサイルでは先が見えてる。
そして自然の摂理のままにロックマンは敗北した。

もちろんこの体験版をやって本編を買う気など起きなかったのは言うまでもない…。