パリジェンヌに憧れてンヌ! -28ページ目
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帰りの会

澤君という人がいた。

彼は僕達の中でも、いち早くブリーフからトランクスに
乗り換えたファッショナブルな男だった。

そんな澤君に、僕と北川君は二人であだ名をつけた。
仲の良い友達同士での冗談みたいなあだ名だ。

しかし、どうやら彼は内心そのあだ名が気に入らなかったらしい。
小5のときの『帰りの会』で涙ながらに訴えられたのだ。

「柳生君が○○とか○○って呼ぶんです。
 ウグッ…。
 もうやめて欲しいです…。
 ヒクッ…。」

涙涙の帰りの会になって、もうなんだか気が滅入った。

てか、何でピンポイントに僕だけの名を挙げたんだ?
だいたいあだ名を考えたのは北川だぞ。

そんなことを思いつつ、後日澤君に
「お前泣きながら帰りの会で言うくらいならその前に言えよ」
って言った。

ほしたら、

「泣いてないわ、ボケー!」
って言われた。

今度は僕がボケと言われたことに対し帰りの会で訴えようかと思ったが
大人気ないのでやめた。

11・17事変 ~PK戦~

「11・17事変」「11・17事変 ~延長戦~」の続編です。
見てない人はそっちから。

短い間でしたが
ご愛読ありがとうございました!
    第1部完。



何故こうなったのか…。
順を追って説明しなくてはならない。

■11/25 PM3:47
前述した通りメールを送る。

ヘタレ「卒論忙しい?
     今度2人で遊ばへん?」

■11/25 PM10:09
メールが返ってくる。
無視されるという最悪の事態は免れたようだ。

M奈(仮名)「そうだね、卒論忙しいよ。
        終わる気配ないもん。」

ん?

あ?

あぁ!

こうきましたか。
質問に直接答えて返信してくれてません。
それどころか返信はするが、自分は忙しいということによって
自己肯定し、悪気はないのよ、という遠まわし的な断り方です。

敵はかなりの高等戦術を使う模様です。

この時点で僕の敗北は決定づけられたようなものです。
しかし彼の言葉のおかげで僕は悪あがきに出ました。

「あきらめたらそこで試合終了だよ」

ありがとう、安西先生!


そこで、僕はこの日は夜までバイトで
遅い時間の返信は失礼と思い、次の日に返信をしました。

■11/26 PM12:30

ヘタレ「卒論忙しいんや。
     ところで2ちゃんってなんでもあるね。
     驚きだ」

僕が驚きです。
何だ、この唐突な振りは?


いや、あながち間違ってないぞオレ!
だってM奈ちゃん(仮名)は2ちゃん好きって言ってたもん。
まずはメールで人見知った分をリカバーせねば。

メールという名のシュートの打ち合い…
決められれば勝ち、止められれば負け…。
PK戦だ!


■11/26 PM13:13
返信来た。
あんなメールでも来るもんだ。

M奈(仮名)「すごいよね。
        とりあえず卒論頑張んないと。
        でも2ちゃん見てしまう…。」

よし、返信だ。

■11/26 PM14:08
でも返信する内容がないな…。

ヘタレ「僕も2ちゃんめっちゃ見てまう。
     AAって何の略かと思ってたらアスキー・アートの
     略なんやな。アートなんや。
     AA書けたら本物の2ちゃんねらーやわ。」

グダグダです…。
こりゃあダメだな。

そして案の定このメール…、いや、
このシュートは見事キーパーのファインセーブで止められた!

PK戦終了!!


そんなわけで、11・17事変シリーズは今回をもって
一旦終了させて頂きます。
ご愛読ありがとうございました。
もしかしたら第2部がスタートするかもしれませんが。

とりあえず、ピスタチオ自体はまだまだ続きます。

11・17事変 ~延長戦~

※ 11・17事変の詳細です。

その日は2対2の飲み会だった。
僕と友人Oと女の子がM奈ちゃん(仮名)とM美(仮名)ちゃんだ。

もともとこの飲み会は女の子に飢えている僕にOが
「じゃあ柳生に彼女を作ろう!」
と言って企画されたものである。

M奈ちゃん(仮名)には彼氏がいないらしいので
僕に紹介してくれたみたいだ。

こんなに僕のことを親身になって応援してくれるのは、
高1のときに同じく「柳生に彼女を作ろう」と言ってくれた友達の江竜か
アイフルくらいじゃないだろうか(行った事はない)。

そんな心優しきO君なので、書かれてはいなかったが
人見知りの僕に話しを振ってきて喋るチャンスは作ってくれた。

ただ、そのときの僕の試合に対するモチベーションが足りなかった。
O君からのナイスパスを僕はトラップミスしたり、スルーしてみたり。
ゴール前ではシュートミスのオンパレードだ。

やばい、これでは日本に帰ったら水を掛けられる!
気分は城彰二である。


もっと前線からプレッシャーを!
と思ってもスカスカの中盤。
ボロボロです。

また、チンコ、チンコの連発でオフサイドを取られること十数回…。

下ネタではゴール前まで来ても決定機にはならない!

シェフチェンみたいにゴールを奪いたいのだが
この日の僕はシェフチンコだったみたいだ…。

そんなこんなで試合終了!
無情にもタイムアップだ…。

しかしO君は優しいので僕のために後でM奈ちゃん(仮名)の
メールアドレスをメールで送ってきてくれた。

一応次の日メールを送る僕。

ヘタレ「昨日はどうも」
M奈 「あ、どうも」
ヘタレ「またこんど飲もうや」
M奈 「うん。卒論さえなきゃ暇なんだけど。
     M美(仮名)も忙しそうだし」

これで終わりです。
終わりました。



色んな意味で納得できないので今ここで
「終わりってのは新しいスタートだよ」
って自分に言い聞かせてアクションを起こします。
メール送ります。

大まかに言えば、

ヘタレ「卒論忙しい?
     今度2人で遊ばへん?」

って内容です。

11月25日15時47分送信。

送りました。

結果は見えてますがね。
卒論忙しくてちょっと無理だわ、って言われそうです。
まぁ、やるだけやってみようじゃないですか。

次回からはジャンルを『恋愛もどき』にしたいと思います。
忘れかけてたあのドキドキ感を思い出してみてください

11・17事変

「何、借りてきた猫みたいになってんだよ」

「柳生らしくねぇなぁ」


友人Oが言う。
この日は友人Oの紹介で女の子2人と飲んでいた。

僕だってお年頃だ。
そりゃ女の子とお酒くらい飲みます。


しかし問題だったのはその日の僕のモチベーションだった。

常軌を逸するくらいに人見知っていた。

僕を除いた3人で楽しそうにしゃべってるみたいだ。
僕は心の中でしゃべるのが精一杯だった。
勿論、僕の心の中だけに留まるセリフなんて他の3人の会話には反映されない。

僕が、
「それって~だよねぇ」
って心の中でしゃべっても誰も拾ってくれないわけだ。

こんな寂しい時間が自分で楽しくなり始めたくらいに
徐々に僕はこの場の空気に慣れてきた。

そして少しずつ会話に入ることができてきた。

しゃべった内容は本人の自尊心のために割愛させていただきますが
一部を述べると、ちゃんこ鍋を頼むときに、チンコ鍋って言い、
店員が、「え?おしんこですか?」
「ちゃうちゃう、おチンコじゃなくて、チンコ鍋」
って言ったり、
おしぼりでチンコを作ったりと
チンコのオンパレードだった気がします。

あくまで気がするだけなので、もしかしたら
ブッシュ政権について熱く語っていた可能性も否定は出来ませんが…。

そんなこんなで終始人見知っていた僕の合コンは終わった。

その日の夢で、女の子に
「わたしの人生であなたほど興味を持てなかった人はいないわ」
と言われたのがこの日の結果を如実に表していると思います。

もっと仲良くなりたかったなぁ…。

ダメだよ、お月様が見てるって…

月を見れば思い出す…。

高2の夏。
2人で行ったあの場所。
水面には月が写る。

「とってもキレイだね。」

「何言ってんだ、君の方がキレイだよ…」

「まぁ!?」

ポッ…。

テレながら顔を赤らめるあなた。

沈黙が続く…。

寄り添う2人。

時間だけがただ、ただ流れていく。

そして2人は…。

…。

しかしそんな経験をしたかは定かではない…。









だって二人とも男だもん…。

心機一転

地球の誰かが思った。

「これってまずいんじゃない」

地球の誰かが思った。

「これってやっぱりまずい?」

そして地球の誰かは歩みを止めた。

と、同時にまた走り出した。

そんな感じです。
ことの真相は。

僕が僕であるために、僕はブログを続けます。

よし、じゃあ僕色で頑張っていきます。

ちなみに『パリジェンヌ』に憧れなど全くありません。
前の『ピスタチオ』も食ったことすらありません。
そして、今回タイトルを付けるにあたり、
『パリジェンヌ』と最後まで争ったタイトル候補は、
『パイズラーの逆襲』でした。

が、却下されました。

前に『ピスタチオ』でやった下ネタ祭りでリアルに友達が
僕のブログを読むのを止めたみたいなので…。

伝説の幕開け

僕の生涯の伝説をねつ造してもらいました。


タクの伝説はこのように語り継がれる…

タクは今から9946億年前、ビッグ・バンと共に誕生したと伝えられてる。
勇者タク、ついに竜王を倒す。
レベルは8、装備はこん棒、布の服、地下足袋だった。

22歳、タモリ倶楽部におしりだけの出演。

タクは24歳のころ、モンコレ名人安田氏に勝利したサボテンに勝つ。
もうとりかえしがつかないのだ。そうタクは思った。
既に波動砲は発射されたのだから。

45歳、押さえの切り札なのに先発してみる。

62歳。両親に「子供はどうやって作るの」と質問する。
両親すかさず実践を試みる。
パトラッシュ…、ボク…なんだか眠たくなってきちゃったよ…。

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