パリジェンヌに憧れてンヌ! -27ページ目

観覧車

某番組でふかわりょうがスケルトンハウスに住む男という企画で
横浜にやってきた。

僕と友達でふかわを見に行ったのだが仕事中で不在。
仕方ないので帰ってくる予定時刻まで時間を潰すことにした。

しかし予定時刻になってもふかわは帰ってこない。
時間つぶしのネタも尽きた。

そこで男2人観覧車に乗ることになった。

季節はクリスマス前でイルミネーションが綺麗だ。
観覧車の行列にはカップルしかいない。

ここに並ぶのはとても勇気がいることだ。

勇気とは自分に打ち克つこと!!

そう自分に言い聞かせて僕たちは禁断の地に足を踏み入れた。

いざ観覧車に乗ろうとすると驚愕的事実が発覚!
「ただ今大変混雑しておりますので合い席でお願いします」

そんなの聞いたことがねえ!!!

観覧車なんて個室でイチャイチャするところじゃないのか?
俺たちは赤の他人のイチャつきを見せ付けられなければならないのか?

しかしよく考えれば本当の災難は相手側である。
合い席の相手もカップルならそれぞれが自分たちの世界に没頭すれば良いだけである。

僕はこの時の相手の露骨に嫌がった顔を生涯忘れないだろう。

観覧車に乗ると相手は即効無視である。
こちらを見ようとしない。

「あ、あそこ綺麗だよ!」

そんな会話が聞こえる。

だから僕たちも負けずに言った。
体を寄せ合い、腕を組みながら
「あ、あそこ綺麗だよ!」
と。

こっちを見た!!

もうこの時点で僕たちの勝ちである。
あのカップルは僕たちの行動が気になって夜景どころではなかった。

もちろん観覧車から降りるときも腕を組みながら降りた。
係員もびっくりだ。
もやは人の目など快感にしか感じない。

結局、本来の目的であるふかわはあまり見れなかったが
僕たちはそれ以上の何かを手に入れた気がする…

東北ぶらり一人旅

青春18切符。
ここではないどこかに連れてってくれる魔法のアイテムだ。

今年の夏にちょうど2枚分余ってたので2日間かけて
どこまで行って帰ってこれるか試したくなった。

それは己の限界を賭けた戦いである。

出発駅は横浜駅。
もちろん始発に乗る。
しかしバイトで夜遅かったために徹夜での旅となった。

そしてこの時点で僕の敗北は決定的となった。

眠る。 眠る。 爆睡。

終着駅で乗り換えることは可能だったが電車の適度な振動により
僕は夢の世界に誘われる。

あぁ、気持ちえぇわぁ…。

それでも電車は止まらない。

横浜→上野→宇都宮→福島

ダメだ、こんなんじゃ!
電車で寝てるだけで全然楽しんでない!!


僕は意を決して福島駅の接続待ちで駅から出ることにした。

    

とりあえずハトを追いかけてみた。

やっべぇ、おもろい。

15分後に僕はまた電車に乗った。
そして福島駅での出来事を心に噛み締め僕はまた寝る事にした。

お前(ハト)のことは一生忘れないよ…。

そして電車はまだまだ動き続ける。

福島→仙台→松島→盛岡

残念なことにここから先には行くことができなかった。
事前に準備が足りずに乗り換えにパニくったからだ。

朝の4時にスタートした東北ぶらり旅は夜8時に終わりを告げた。

僕は盛岡で本場盛岡冷麺を食べながら思った。

16時間も移動してたのか…。
何て無駄な1日だったんだろう。


漫画喫茶で朝を迎え、僕は横浜に帰ることにした。

よし、じゃあ青春18切符を使うのはよそう。

帰りは新幹線で帰りました。
3時間くらいで。

黒人ボディーガード

僕は髪を切るときどんな髪形にするか決めて行かない。
美容師の人と適当にしゃべりながら決めてく。

そんなある日、全然知識のない僕に
「じゃあ今回はボブにしてみる?」
と、美容師の兄ちゃんは言ってきた。

ボブ?
何ですか、その黒人ボディーガードみたいな名前の髪型は!?

そう思った僕は即答で
「じゃあ、それで。」
と言った。

出来上がった。

坊ちゃん刈りだった。

じゃあ日本語でそう言ってくれと思った。
でも意外と似合ってた。

ちなみに
ボブ…襟首の所で切りそろえた女性の髪形。
    若々しくスポーティーなもの。
だってさ。
女の子の髪型なんや。

続・続・続・続スーパーマリオ

マリオさんがまたやってくれました。
いや、やられてます。

クリア後のお話。

個人的にはオチはあまり好きではありません。
(今回は著しく下ネタなので嫌いな人は見ないで下さい)

エステ界からの使者

その昔、横浜の町を徘徊していると綺麗なお姉さんから声をかけられました。
白昼堂々声をかけてくる事に僕は戸惑いを隠しきれませんでした。

綺麗なお姉さんだったので話しを聞いてみると、
彼女の連れが僕のことを気に入ったらしくて声をかけたようです。

この時までは下心モリモリです。
連れが来ました。

危ない!刺さる!!

それが最初の感想でした。
彼女のアゴはそれはもう鋭く、リンゴが刺さるかと思いました。
僕のやる気は萎えました。

話しを聞いてみると、どうやら彼女たちはエステ界からの使者らしく、
アンケートを取ってるとのことでした。

もはやこの時点で僕のことを気に入ったとかそんな話しは微塵もありません。

アンケートなんか路上で終わらせればいいいのに彼女達は

「立つの超疲れる~」

とか言ってしつこく喫茶店に行きたいと言い始めました。
ブサイクに人権はありませんが、片方はめちゃくちゃ可愛かったので胡散臭いと思いながらも彼女たちに連れられ喫茶店に行くことにしました。

アンケートが始まりました。
一応アンケートらしき紙を出して質問するのですが
女がアホすぎてお話しになりません。

「エステに金を出すならいくらまで出せる?」
という質問では、
「出さない」
とはっきり言ってやったのに
「出すとしたらいくら出すかと聞いてるんだから金出してよ!
 で、いくら出す?」
と、半ギレでこちらの返答を無視されるというアンケートの常識を覆されることをされました。

さらにムカついたのは
「エステで治すとしたらどこを治す?」
と言う質問に、まだ何も答えても無いのに勝手に僕のお腹を触り、

『お腹のたるみ』

と書かれたことです。

もう殺意でいっぱいでした。

結局、やっとの思いでエステの誘いを断ると、
「せめてここの全員のコーヒー代くらい出せ!」
と態度を急変してきました。
そもそも喫茶店に誘ったのは向こうです。
3人合わせて1500円もするのに何故行きたくなかった喫茶店代を払わなくてはいけないのでしょうか。
そんな訳のわからない理屈に屈するわけにはいけません。

契約が取れなかったから経費を節約しようという根性が気に入りません。
が、自分の分くらいは置いて帰りました。

都会の街は危険がいっぱいです。

クリ○○ス

もうすぐクリ○○スです。

クリ○○スの日に何を書こうか考えている日々が続きますが、
クリ○○スと言えば、もうすぐ1年です。
僕の彼女いない歴が。

ちょうど去年のイヴ前日に別れました。
ちなみに次の日はイヴでもあり、3周年記念でもありました。

そんなわけでクリ○○スには感慨深いものがあります。

ちなみに僕はクリ○○スが好きです。

かんちょう

中学のときに女子たちの間でかんちょうが流行ってた。

隙をついてはかんちょう。
隙をついてはかんちょう。

かんちょうの応酬である。

それを見兼ねた女の先生が一言。

「変な穴に入ったらどうすんの!?」

そんな注意の仕方ないでしょう。
と思ったのと同時に、
変な穴に入ったら気持ちいいんじゃないの。
とも思った。

今思ったけど先生の言う変な穴の方が本来入れる方で、
かんちょうのターゲットにされる穴の方が本来入れる方ではないのだから、むしろこっちの方が変な穴だよね。

ちなみにその先生の一言からかんちょうは見かけないようになった気がする…。

期間限定…

失敗。

僕の知らないうちに日本人は限定物には見向きもしなくなったらしい。

ノーベルしょうのがした。
やっべぇ。

トラウマ

自分という者を見つめなおしたとき、何か損をしてる気がした。

あれは小2のとき。
卒業式の練習で僕のクラスはとてもうるさかった。
担任の森岡先生もカンカンだ。
クラスに戻ると早速先生は言う。

「○○君から○○君のところがすごいうるさかったです。」

ちょうど僕の隣の人までの名前まで呼ばれる。
ギリギリ僕はうるさくなかった部類に入ったらしい。

確かにこの日の僕はあまり私語をしなかった。
そこでぼそっと、
「僕の名前は呼ばれんかったわ」
っと安堵の表情で囁いた。

するとどうだ、鬼の形相で森岡先生は

「何ふざけたこと言ってんの!
 あんたもうるさかったわ!!」


って言ってきた。
じゃぁ最初から僕の名前まで呼べばいい。
それをわざわざ隣の松本君までの名前しか呼ばないから…。

てか、僕そんなしゃべってなかったし…。

そして、アレは高校1年。
僕は唐突にクラスの女の子に、

「柳生君ってさぁ、彼女に子供が出来たら絶対逃げるよね」

って言われた。

はぁ!?
お前にオレの何がわかるんだ?
言うに事欠いて、「絶対逃げる」だぁ!!


いくらいい加減な僕でも逃げはしないです。
ちゃんと親御さんにあいさつに行きます。

どちらもどうやら僕の性格が影響している。
他にも、やってないのに僕のせいにされたりした事はあったと思う。
何かもうマイナスなイメージが出来上がってるみたいだ。
こんなにもナイスガイなのに…。

これからも僕は勘違いされ続け、
そして損な人生を歩んでいくことだろう。

人見知りFW

僕は中学のときはサッカー部だった。
入部したときのポジションはDF。
華のないポジションだったが僕にはそれがお似合いだった。
僕にも華がないのだから。

しかし1年生のある日、悲劇が起きた。

今から試合をしようというのに、FWがいない。
当時3人FWはいたのに1人は用事で欠席、1人は病欠。
FWが1人しかいない。

そこで顧問のノブさんは揉み上げをかき上げてこう言った。

「柳生、お前今日FW。」

…。



マジで!?


ボール持ったら人々の視線は僕に。
人見知りの僕にそんなに視線を集中させないで下さい。

さらに、フェイントを掛けて失敗したらとても恥ずかしい。
そんなことを僕に要求しないで下さい。

そしてFW経験のない僕はいきなり試合でFWデビュー。
人々の視線とフェイントに対する自分への羞恥心に打ち勝ち試合終了のホイッスル。

やった。オレは今日を乗り越えた…。

無論アシスト0、得点0だが充実感はあった。

そして次の練習。
「やっぱり定位置が落ち着くなぁ…。」
と、すら思わせてくれなかった。

顧問のノブさんはまた揉み上げをかき上げながら、

「おい、柳生、こっちやぞ。」

誘われるのは花形ポジション。

そしてそれから僕はFWとしてサッカー部を引退した…。