パリジェンヌに憧れてンヌ! -6ページ目

K ②

※『K ① 』の続き。


K嬢は分かりやすいようでいて分かりにくかったりする。


誰かと遊ぶときに女の子が自分ひとりで他は男とかでも一向に構わないらしいが、男と1対1で会ったりするのだけはダメらしい。


男と二人きりになるのが恥ずかしいらしい。


しかし、それはただの男友達の場合で、

性別を超越した仲が良い男友達や、

自分が好意を持ってる男となら二人きりで会っても恥ずかしくないらしい。


また、極度のひねくれ者で恥ずかしがりやである。

全く素直じゃない。


そして、メールがあんまり好きじゃない。

むしろ嫌い。


こうして書いてみると結構分かりやすい気もするんですが、このひねくれ者で恥ずかしがりやってのが結構曲者。

YESをNOと言っちゃう女ですから。

あと、男友達が多い女の子でフレンドリーなタイプなので男と二人で遊ぶってのも仲がめっちゃ良い男友達なら往々にしてありえるんじゃないかと思うわけなんですよ。


それでも今にして思えば、僕のヘタレっぷりってすさまじいもんがあったんですよ。


二人きりで全然会ってたし、むしろ僕の家に週2くらいで全然泊まってたし、
メールとか全然向こうから送ってくるし。


普通にいけそうじゃないですか。

僕が当時よく言ってたのが、


自分とK嬢みたいな内容の話しを友達から聞かされたら

「とりあえず告れ!」

ってオレはそいつに言う。

絶対に告白は成功するから。

そして、
「もし、お前がふられたら俺が女に文句を言ってやる!!

 そんな思わせぶりな態度をすんな!!って。」

とも言う。

でも自分自身の事になるとヘタレなのでムリ。

告白なんてできないぜ。


だってさ、二人きりで遊べるのも、好意を持たれてるんじゃなくて

異性を卓越した友情だったら?

メールが送られてくるのも単に、僕とのメールの波長が合うだけやったら?


とか言ってました。

他人の話なら大口を叩けるんですが、自分となると本当にムリ。


そんなことを言い始めた7月後半。
仲がいつの間にかめっちゃ良くなってきた時期です。


7月27日

携帯が鳴り、呼び出される。


本来ならこの日はバイト先の人とテニスに勤しむ日だったんですが、台風接近のため中止。

しかし、夜中みんな暇なために5名ほどで集まってファミレスで腹ごしらえしドライブへ。


バイトを辞めた人もいるので、メンツは、
学生(女)、ダメ学生(男)、フリーター(女)、求職中の無職(男)、ニート(男)
のバラエティ豊かな5名!

そして、座席はこう。

 男  男
 女僕女

僕、女の子に挟まれちゃって両手に華です。

ちなみに僕の右側がK嬢。


深夜1時。


コンビニ休憩のために止まったところは江ノ島。
ここに来たなら海に行かなきゃダメでしょうって事で、
僕とK嬢は嬉しがって2人で海へ。

台風は直撃してないっぽかったものの、やはり波が高くて危険。
でも、だからこそあえて困難な道を人は選ぶもの。


そんな意気込みで波打ち際で遊んでたら、案の定、波直撃!!


僕もK嬢も下半身がビチョビチョ。
波で濡れた姿でコンビニに戻るとバイト仲間から笑われてしまいました。

そういえば、このとき僕の飲みかけのココアも波にさらわれて、

再びココアのパックを発見したときはココアが塩水に変わってました。

そして、再びみんなで海岸へ。

また僕とK嬢は嬉しがって2人で波打ち際で遊んでました。
すると、かつてないほどのビッグウェーブが僕たちを襲う。

本当に芯までビチョビチョになってしまいました。
ちなみに濡れたのは僕たちだけ。
他の人は高みの見物をしてたので、乾いた服で高笑い。


今年初の海を見た日。


7月30日

バイト終わりにK嬢からウクレレをもらう。
新しいウクレレを購入したのでお古を貰ったわけです。

匂いつき。


7月31日

前々から見ようと言ってた映画を見にK嬢が僕の家に来た。


その映画って言うのは、

『クレヨンしんちゃん モーレツ!大人帝国の逆襲』
と、
『クレヨンしんちゃん アッパレ!戦国大合戦』
の2本立て。

アニメだからって舐めてるとエライ目に会う映画です。

すごい感動する映画で、僕は今までで1番感動した映画に挙げてるんです。

『クレヨンしんちゃん モーレツ!大人帝国の逆襲』 を。

すると、K嬢が、それは見たことないけど、

『クレヨンしんちゃん アッパレ!戦国大合戦』
も感動するって言うから見てみようって話しになったわけです。


映画を見てると、隣でK嬢が感動で泣いてました。


というか、密室に二人きりで映画なんで緊張しました。

そう言えば、初めて二人きりになったのがこの日でした。




初めての二人きりを経験し、そして様々なイベントがあるであろう8月に突入。

8月1日といえば、横浜では花火大会なんですよ。


当時の僕は、

ミラクルが起きるか!?

なんて心配をしてた時期です。


上の文章は当時mixiで書いてた日記を転用してるんですが、

特に海の話なんかはその他大勢いるのにずっと二人で遊んでたわけです。
今にして思えば何でこんなにヘタレてたのか…。

つづく

一人旅 ~3日目①~

僕の一人旅はこの日から始まったといっても過言ではない3日目。


とは言え、朝から寝坊したので目標の現地到着時刻に余裕で間に合わなかった。

当初の僕の一人旅の計画というのはこんな感じ。



1日目。

横浜→大阪。

とにかくこの日中に大阪入りしておけば良いといった感じ。


2日目

大阪にて矢野兵動単独ライブ観戦。

この日の予定はそれだけ。


3日目

大阪から鳥取に移動。

鳥取砂丘の夕日に舌鼓を打つ。


4日目

未定


5日目

横浜に帰宅。


予定ではこの日は鳥取砂丘入りする日。

砂丘の夕日というのはこんなにキレイなんです。


夕日


この風景を見ずにして鳥取砂丘に行ったといえるのか?


否!


言えないでしょう。


大阪を早朝に出発し、一旦京都へ向かい山陰線をひたすら西に向かうと

確か4時くらいには鳥取に着くんです。
それが寝坊のおかげで大阪を出発したのが昼過ぎ。


とても落陽の瞬間に立ち会えません。

それでも間に合わないのを承知で僕は鳥取に向かいました。

夕日を見れなくても砂丘には僕を感動させてくれる何かがある。


そう信じて…。


そして、鳥取駅に着いたのが夜の8時くらい。

駅周辺は僕がイメージしてたよりずっと都会なんですが、

まだ8時だというのに閑散としててほとんど人がいないし、

おまけに店も閉まりまくっててコンビニくらいしか営業してないんです。


僕の事前情報では鳥取砂丘までバスが出てるのは確認してたんですが、

なにしろ極度の貧乏旅行。


鳥取砂丘まで5Km。


とか書いてるのを発見した僕は小雨振る中、傘も持たずに歩く事を迷わず決断。

しかしこれが大変な道のりでした。


結構都会の駅周辺ですら夜になれば閑散としてるのに、

少し駅を離れるとド田舎な鳥取。


車がたまに横を通り過ぎるのみ、歩いてるのは僕だけなんです。

しかも街灯はほとんどなく、ひたすら暗闇の山道の中を歩く。


トンネル


暗闇に混じるトンネルなんか普通は恐いはずなんですが、

これが唯一明るい場所だったんですよ。


そして、1時間半も暗闇と格闘を続け、とうとう砂丘に着きました。


僕は砂丘の砂を一歩一歩噛み締めました。


暗すぎて何にも見えん!


砂丘に街灯などあるはずもなく、真っ暗闇がただ広がるだけ。

それでも微かに砂丘の壮大さを感じる事はできたんですが、

やっぱり深夜なんで人っ子一人いないわけなんですよ。


だいたい誰も好き好んでこんな時間に砂丘なんて来ません。


しかし、せっかく来たんだから満喫しなければと噂に聞く鳥取砂丘の岡を越えました。


そこを超えると海があるんですよ。

とてもキレイなはずの。


これも真っ暗でほとんど見えなかったんですが、

耳に聞こえる潮騒の音と微かに暗闇を掻き分けて見える海。


これだけでも感慨深いものがありました。

たぶん昼間に見たらもっと感動する事でしょう。

というか、僕の1週間くらい前に砂丘に来た友人は凄く感動したと言ってました。


その人は夕日に我を忘れて帰れなくなって日帰りのつもりが鳥取で1泊したくらい感動してましたから。


そして、僕が砂丘を満喫して我に返ったのが夜の10時過ぎ。

僕の取る選択肢は限られてました。


・砂丘で野宿

・駅に戻って野宿

・鳥取に別れを告げる


そんなわけで、僕は鳥取に別れを告げ移動する事にしました。

道中、もっとも長い夜の幕開けです。


K ①

『K』というとBUMP OF CHECKENの『K』という曲を真っ先に思い起こします。

黒猫と若い絵描きの歌です。

そういえば、この曲が入ってるアルバムを車の中で聞いてたときにこんな会話をしました。



「このアルバムがバンプで1番好きで、特にネコが出てくる歌が1番好き。」


「あ~『K』って曲やろ。」


「違うって。ネコが出てくる歌!

 ネコ~♪ネコ~♪♪ネコ~♪♪♪」


「いや、それ違うって。

 走った~♪走った~♪♪生まれて初めての~♪♪♪

 って歌詞やろ。

 ファンが聞いたら怒るで、その歌詞。」


「あ~、それそれ。

 やるじゃん!」



この会話の相手というのが彼女なわけで、

ちなみに彼女の名前もK。

好きな歌が自分と一緒の名前なんだから、タイトルくらい覚えとけって話しです。



週末の大通りを 黒猫が歩く
御自慢の鍵尻尾を水平に 威風堂々と
その姿から猫は 忌み嫌われていた
闇に溶ける その体目掛けて 石を投げられた


孤独には慣れていた 寧ろ望んでいた
誰かを思いやる事なんて 煩わしくて
そんな猫を抱き上げる 若い絵描きの腕
「今晩は 素敵なおチビさん 僕らよく似てる」


腕の中もがいて 必死で引っ掻いて 孤独と言う名の逃げ道を


走った 走った 生まれて初めての
優しさが 温もりが まだ信じられなくて


どれだけ逃げたって 変わり者は付いて来た


それから猫は絵描きと 二度目の冬を過ごす
絵描きは 友達に名前をやった 「黒き幸」”ホーリーナイト”
彼のスケッチブックは ほとんど黒尽くめ
黒猫も 初めての友達に くっついて甘えたが ある日


貧しい生活に 倒れる名付け親 最後の手紙を書くと 彼はこう言った


「走って 走って こいつを届けてくれ
夢を見て飛び出した僕の 帰りを待つ恋人へ」


不吉な黒猫の絵など売れないが それでもアンタは俺だけ描いた
それ故 アンタは冷たくなった 手紙は確かに受け取った


雪の降る山道を 黒猫が走る
今は故き親友との約束を その口に銜えて
「見ろよ、悪魔の使者だ!」 石を投げる子供
何とでも呼ぶがいいさ 俺には 消えない名前があるから
「ホーリーナイト」「聖なる夜」と 呼んでくれた
優しさも温もりも 全て詰め込んで 呼んでくれた
忌み嫌われた俺にも 意味があるとするならば
この日のタメに生まれて来たんだろう どこまでも走るよ


彼は辿り着いた 親友の故郷に 恋人の家まで あと数キロだ


走った 転んだ すでに満身創痍だ
立ち上がる間もなく 襲い来る 罵声と暴力
負けるか俺はホーリーナイト 千切れそうな手足を
引き摺り なお走った 見つけた! この家だ!


手紙を読んだ恋人は もう動かない猫の名に
アルファベット一つ 加えて庭に埋めてやった
聖なる騎士を埋めてやった



黒猫のように気まぐれなK嬢と僕の話し。


「今晩は 素敵なおチビさん 僕らよく似てる」


まさにそんな感じ。

真性童貞であるK君にも書いてくれという要望があったので

書ける範囲で僕のヘタレの軌跡を書いていきたいと思います。




7月7日

今日は七夕。


『彼女ができますように。』


と短冊に書き、リアルに4回くらい拝んだ。



僕のK嬢に対する第一印象というのは最悪。

初めて出会った3月の時点では顔を見たくないほど嫌いだった。

こんなに人生で人をめんどくさいと思ったことはないくらいです。


6月くらい に少しずつ馴染んできました。

たぶんこの図で言うとB子の加入がきっかけなんじゃないでしょうか。


B子が僕に向かって言ったセリフ。


「あ~、君が噂の…。」


というのは、4月の最初にバイト先で花見での出来事。
僕は私用で不参加だったんですが、そのときに、

「バイト内で1番好きな顔の男は?」

って質問でK嬢は僕の名前を挙げたらしいです。


まだ、僕はそこのバイトに入って日が浅かったので、みんな

「え~、誰?」

みたいな感じになったらしいです。


それを覚えてたB子は出戻ってきたバイトで僕を見掛けて思わず言ったのが、

「あ~、君が噂の…。」

です。


そんな感じの6月を過ごし、7月を迎えたわけですが、

七夕の時点でも現在の状況を予想する事など不可能。


単にバイト先の仲の良い人って感じでした。

でもこれくらいから事態は一変してきたんです。



つづく。

祝☆1周年!

実は昨日でアメブロ暦1周年を迎えました。


1年ですよ、1年。

長かったです。


ここに至るまで様々なことがありました。

もう言うのもめんどくさいですが…。


先日、ふと昔の話しが読みたいと思って隣にある

『パンチラについて本気汁出して考えてみた』

を読んでみたんですよ。


今はこんなの絶対書けないです。

誰も褒めてくれないから自画自賛ですが、当時の僕は何者だったのでしょう。

こういった書き方はこれっきりで良いと言えば良いんですが…。



そんなわけで1周年記念に何ができるかななんて今さら考えてみたんです。


実は僕はブログを作り始めてから心に誓った事があったんですよ。

「彼女ができたらブログを引退する!!」

ってことを。


彼女ができたのに根暗にコソコソこんなブログ書いてられないですよ。

恥です、恥。

彼女にこのブログの存在をバラすか、とか考える余地がないくらい断固秘密。


そんなわけで、引退ついでに彼女との馴れ初めでも書こうって案もあるんです。

ビックリするくらいの僕のヘタレっぷりが分かりますよ。

この件に関しては、当時どれだけ叱咤激励されたことか…。


しかし結果が結果なだけに書きづらいです。

フラれてれば確実に喜んで書いてたんですが、付き合うことになったんで。

今書いてもノロケにしかとられないじゃないですか。



あと、1周年で何ができるか考えれば、今僕が考える当時のエピソードを添えた私的ランキング。


前回やったのが4月5日の『私的ランキング3』

それからどう変動してるのか、それ以降の話はランクインしてるのか。


自分的には少し気になります。

結構変動してるっぽいし。



別に他に記念的に思いつくこともないし、考えるのもめんどくさい。

何か、もっと良い案があればいいんですが。


ちなみに引退云々に関しては、引止めにも合ってるので現在考え中です。

思い切って恋愛ジャンルに転向してノロケまくるとか…。


うん、それはない。

申し訳ございません。

彼女できた。

一人旅 ~2日目~

もともと今回の一人旅は今日のために始まったといっても過言ではない。


矢野兵動単独ライブ。

『漫才病』


漫才病


兵動「矢野、漫才好きか?」

矢野「三度の飯より好きやで、兵ちゃん!」



お笑いライブを見に遠路はるばる横浜から大阪まで行くと言って、

僕はどれだけバカにされた事だろう。

しかし、矢野兵動の単独ライブにはそれだけの価値があるのだ。


待ちに待った単独ライブ。

僕とK君は梅田花月に向かった。


実はライブ前に某女性と接触に成功。

そのとき、K君は相変わらずバカにされていた。


「ホンマにめっちゃ童貞臭いなぁ!

 予想以上やわ!!」


と初対面の女性に言われ続ける。


また、K君は最近会社の同期で行われた、

『ケツの穴、誰が1番汚い選手権』

でぶっちぎりで優勝した汚いケツの穴の持ち主。


そのことを話すと、


「確かに君、ケツの穴めっちゃ汚そうやわ!」


と、これまた初対面の女性に言われる始末。

しかし、このときのK君の返しが僕は好きだった。


「そっか、でも君のケツの穴はきれいそうやな!!」


女の子に言うセリフではないでしょう…。

さすがに24年間童貞を死守した男の発言は違います。


そんな全戯を終えて、いよいよライブ開始。


ライブ中の終始止まらぬ笑いの中、兵動さんがうっかりなのかネタなのか、

自分の携帯電話の番号をカミングアウト。


開き直って何度も連呼したので無論それを覚えないわけはなく、

僕はライブ終了後に兵動さんに電話した。


「今日来てくれたん。

 面白かった?

 ありがとうなぁ~。」


ネタ中のとは違い穏やかな口調ですごい優しい人だった。


ちなみに僕が1番に彼に電話をかけたらしい。

1番ゲット!!

憧れの兵動さんと話しができて凄い嬉しかったです。


そして、短くも充実した一人旅2日目が終了した。

輪廻転生

古今東西、死後の世界というものは広く信じられています。

人間が1番恐怖に慄くことと言えば、やはり人間であるが故の想像力なんですよ。


豊かな想像力がある故に、色々なものを想像し、そして恐怖する。

やっぱりそうなるとどこかに安らぎを求め、また想像するんですよ。


で、宗教なんかができたなんて僕は考えるわけです。


そんなんだから、宗教って基本的に人間の不安を消し去る教えを説くんですよね。

「信じてれば救われるよ。」

とか

「一生懸命生きれば天国に行けるよ。」

とか。

で、仏教で言うところの『輪廻転生』。

これまた可笑しな話ですよ。

前世とかあるわけないじゃないですか。


以前、死後の世界があるかどうか聞かれたときに、僕は

人間は死んだらただのタンパク質になるだけ。

なんて血も涙も夢も希望もないことを言い放ってあげたんです。


まぁ、でも最近は生まれ変わりってあるんじゃないかなぁとか

ちょっとロマンチストな一面を持ってみようと思い始めたわけです。


でも実際また人間に生まれるなんて確率的にはかなり低いと思うんですよ。

地球上に人類が60億だかいるとしても、生物の総数的に見ればかなり少ないですからね。


だからちょっと考えてみたんです。

人間以外に生まれ変わるなら何になりたいかな、なんてファンシーな事を。


意外とすぐ出てきたんですよね。

僕が生まれ変わりたい人間以外の生物。


『アメーバ』。


これしかないです。

何がしたいって細胞分裂。


実際は人間以外の生物に理性なんてないから何も思わないんでしょうが、

想像するだけでは細胞分裂がどんな感じかわからないじゃないですか。


う~ん!

って力んだら少しずつ

ウニョ~ン!

って体から体が出てくるんです。


で、気付けば全く同じ自分が目の前にいるの。


こんな不思議な事他にないですよ。

生まれ変わったらアメーバ。


これからはこれが定説ですね。

一人旅 ~1日目②~

浜松を後にして僕は順調に大阪に着きました。

初日の目的地は大阪です。


低予算の貧乏旅行のために、ブログ上で援助を求めてたら、

約1名の人を捕まえる事に成功しました。


奴の名はマリコ。

そしてマリコと合流。


合流したのもつかの間、いきなり変態と遭遇しました。

女装して、街を軽快に歩いてる男がいるんです。


女装してるだけでも驚きなのに、ミニスカートがまくりあがってパンツが丸見え。

しかも透けてて毛まで見えるんです。

そして何故かその歩き方はモデル歩き。


一緒にいたマリコは、大阪にずっといても今までこんな変態と遭遇したことがないと言って、

僕が大阪に来たから変態が現われたんだ!

と僕に言い放ちました。


返す言葉もありません…。


一人旅早々、なかなかレベルの高い事が起き、

今回の旅が一筋縄に行かないとこを暗示していました。


居酒屋代を多めに出してもらい、そのご好意に甘えて別れを告げ、

僕は大阪の宿に向かいました。


童貞会のプリンスK君のところです。

相変わらずの童貞臭さに驚きつつも、元気そうで何より。


積もる話なんて別にありませんが、K君の最近の話しに花を咲かせました。


K君には現在付き合ってる彼女がいます。

K君はまだ童貞である事からも、ノーセックスなんですが、

一人旅の前に、僕を驚かせるメールが来ました。


『 タイトル 「ラブホ」 』


タイトルを見ただけで僕はもしやと思い衝撃を受けたわけですが、

その内容はまるで未確認生物を発見したような、そんな衝動を僕に与えてくれる内容でした。



~前略~

ところで今日のデートではやっとこさホテルに行きました。

キスしてる間にベッドで横になっており、童貞喪失間近でした。

しかし彼女の穴が小さいのか僕が間違えてるのか知りませんが、

結局入りませんでした。

しかも、何故かピストン運動してないのに僕は射精してしまい、

彼女を気遣ってやめた振りをしておきました。

みこすり半ではなく、凄い早漏です。



彼は僕を笑い死にさせる気でしょうか。

何故に、何もしてないのに射精してるんでしょうか。


早漏という言葉ではぬる過ぎます。


しかも、文中では『彼女を気遣って』とありますが、

単純に何もしてないのに射精した自分を隠しておきたかっただけです。


実にプライドの高い童貞です。


そんな感じで童貞喪失が近いK君なんですが、

プライドの高さゆえに無駄に今後の対策を立ててるんです。


ラブホの情報集めですよ。


検索


ネットを使って、ラブホがどこにあるのかとか、どんな設備なのかとか。

まさにそんな写真を激写したのが上の画像。


無駄な努力に精が出ます。


そんな感じで僕の1日目は終了しました。


ホワイトバンド

ホワイトバンド。

最近、巷ではホワイトバンドというものが流行っていて、何て言うか、
ホワイトバンドを身に着けて、貧困に困ってる人をみんなで助けようぜ!!
的な運動みたいです。

まぁ、上のような言い方をすると御幣が生じてしまいそうですが別に僕は気にしません。

そのホワイトバンドの風貌から、ファッション感覚で身に付けてる人も多く、
そういったファッション的な意識からでも貧困について考えるのは機会を持つというのは良いきっかけだと思います。

僕なんかは、募金箱を見れば募金を素でしてしまうような優しい男、
いわゆる優男なんですが、実はホワイトバンドに関してはあまり積極的ではなかったんです。

ホワイトバンドをつけたらそれで満足か?
ほんなら募金でもしろよ!!


みたいな、どことなくホワイトバンドに偽善じみた考えを持ってしまうんですよ。
あと、何より流行が大嫌い。

本当に人間がひねくれてる。

あと、ホワイトバンドには白のみならず、黄色や青など様々なカラーが存在し、
「その色どこで買ったの?」
みたいな目地らしい色を身に付けたくて、ホワイトバンドの基本概念を無視した輩がいるというのも嫌です。

ちなみに、ホワイトバンドの色に活動の目的が様々違っていて、
例えばお馴染みの白は、貧困撲滅。
黄色なんかは癌撲滅。
などなど…。

どの色でもホワイトバンドは貧困撲滅運動だと思ってる人が多数いることでしょう。

で、更に勘違いして欲しくない事といえば、

ホワイトバンドの売り上げ自体は、
アフリカの子供達には一円も行ってない。


という事実。

ホワイトバンド


上のグラフを見て分かるように、政治活動資金と製造コストに売り上げは全部使われてるんですよ。


ホワイトバンドを買って、それを腕に付けて募金した気分になってないでしょうか?


その辺りは公式サイトにも書いてあるのですが、それでも

政治活動といったって300円のホワイトバンドの28円分しか金が使われておらず、その活動もいたって不明確。


調査とか活動って何してんの?って話しです。


確かに、貧困について考えるきっかけとなるのはいいことなんですが、

何かこういう胡散臭さが僕は好きじゃないんです。


何よりその存在自体が偽善じみてる。

ひねくれ者の僕には肌に合いません。


ホワイトバンドで貧困について考えるようになった人が少しでもいるんだろうから、その効果といえば絶大なもんなんでしょう。

それは凄いと思う。
でも、そんなんを既に知ってるんだったらホワイトバンドつけただけで満足してないで、募金の一つでもしようぜ。

偽善者より。

一人旅 ~1日目①~

男には旅に出ないといけない時がある。

一体何のために?
その答えを探すための旅なのかもしれない。

旅での人と人との出会いと別れ。
そして裏切り。
欲望に溺れ我を失う烏合の衆。
ダイハードな日々。

考えただけでも僕のオスとしての本能が下半身を熱くたぎらせます。

何て哲学的なんだろう。
そして僕は一人旅に出た。

バッグに必要最低限の荷物を詰め込んで、その荷物の少なさに男らしさを感じ、
実はこっそりバッグの中にコンドームを仕込んで旅で出会った女の子と
ワンナイトラブがるかも…、なんてふしだらな事を考えてたり。


これでいつでも出発できる。
ウクレレも入れたし、ゲームボーイも入れたし。

道中の予定はほとんど決まっていない。
さぁ、未知なる旅に出かけよう。

1日目。
朝から家を飛び出し、電車に乗り込んだ。
初日は横浜から大阪まで移動しなければならないということで
ほとんど電車の中だった。

男とは常に戦いの渦中に生きたがる。
その抑えきれない闘争本能は無論、僕だって持ち合わせている。

というわけで、僕は旅の最中自らに課題を課した。

わらしべ長者。

物々交換で一体僕の持ち物が何に変わっていくのか。
オスとしての闘争本能をわらしべ長者と言う舞台で表現する。

そして、僕をわらしべ長者に導いてくれるアイテムはこれ。


         ストロー


   フェイスペインティングシール


        ドンペリのふた


いずれもウンコみたいなアイテムなんですが、最後のドンペリのふたとか
本当にゴミそのもの。

オラ、ワクワクしてきたぞ!!

そして淡々と電車に揺られるのも飽きた僕は浜松にて一旦下車。
浜松駅って結構きれいで駅周辺にもいろいろあったんですよ。

楽器博物館とか科学館があったりとか。
凄い興味がそそられたんですが、入場料を取られるので門前払い。

仕方無しにストローを片手に小2時間ほど駅周辺をブラブラしてたんですが、
誰も言ってこないんです。

「そのストローと俺の○○を交換してくれ!」

何でかは分かりませんが、浜松の人は相当シャイな人が多いようです。

というわけで、特に何の成果もなく無駄に汗をかいただけで浜松の地を後にしました。