パリジェンヌに憧れてンヌ! -5ページ目

坊や

ぼうや ばう― 【坊や】

〔「や」は本来は呼びかけの間投助詞〕
(1)幼い男の子を親しんで呼びかける言葉。古くは女児にも用いた。
「―いい子だね」
(2)世間知らずな若い男を軽いあざけりの意を込めていう語。ぼっちゃん。ぼんぼん。
「彼は―で困る」



「本当、坊やだよね。」


先日、K嬢が僕のことを坊やと罵るわけです。

上の意味を見ても分かるように、『坊や』とはこの場合、

世間知らずな男をあざける意味で使ってます。


どっちかと言うとK嬢の方が浮世離れなくらい世間知らずなんですが、

それはまたの機会に。


そしてK嬢は続けて僕に言います。


「何坊って呼んで欲しい?」


僕のことを坊や扱いしたいのなら言えば良いやと思ったので、


「じゃあタク坊でいいで。」


と言うと、


「いや、お前はブタだね。

 ブタ坊。

 このブタ坊が!!」


と更に罵ってくるわけです。

確かに最近の僕は目を見張るブタっぷり。

そう言われても仕方ない。


すると、間髪いれずK嬢は続けます。


「ブタって言うか肉だよね。

 肉。

 肉坊で良いや。

 この肉坊が!!」


なんて言うわけですよ。

いきなり何を言うんだ、この小娘は。

だから僕は言ってやりました。


「じゃあ、好きなだけ肉坊と呼んでくれ。

 むしろ街中で叫んでくれ。

 肉坊と。

 恥ずかしくなければね。」


この時やっと彼女は気付いたようです。


肉坊。


にくぼう。


肉棒…。


以後、僕のことを肉坊とは呼ばなくなりました。

続・うそ日記

下の記事↓ の事が少し気になって、さっき調べてみました。

(12月に発売予定の『うそ日記』に僕の作品が載るっていう如何にも胡散臭い話しね。)


事の発端は、『うそ日記 』という企画があって、当時の僕は何かを思って応募。

トラックバックするだけで応募できるんで、昔の話しでフィクションのものを選んで応募したんですよ。

わざわざ『うそ日記』用の話しを考える手間もかからないし、応募も簡単だからって理由です。


で、今確認してみると応募総数が1500通を超えてたみたいですね。

で、じゃあ書籍化にあたり一体いくつの作品が採用されるのかが気になってたんですが、これも藤田社長が自身のブログで書いてました。


トラックバックで集まった記事の中から面白かったものを
上位20~30編程度、本に収録します。


だってさ。


つまり30/1500ですよ。

何かスゲーね。


あ、でも約分したら50分の1か。

そう考えると大した事ないね。

しかも、もっと本に載ってる可能性もあるし。

50編とか。


あ、でも審査が何次もある中で生き残ったなら大したもんですよね。

誰も褒めてくれないんで自分で褒めるしかないです。


とりあえず、ちゃんとしたアドレスから届いてるし、

どうやら本物みたいなんですよね。

まぁ、ウソに踊らされようが、それはそれでおいしいので良いですし

損もせぇへんし。


しかしアレですね。

何とも普段の自分の書く話しとは毛色の違う作品を応募し、

そしてよりによって採用されたもんです。

ノー下ネタですよ。

そして、自身初にして最後の短編小説的なものをマジメに書いたやつなんですよ。

何でしょうか、これは…。

罰ゲーム的な感じです。

何故なら読み返そうと思っても自分で読み返せないほど恥ずかしかったからです。

恥かし死…。


とりあえず、連絡待ちです。

全然詳細知らんし。


ちなみに印税についても調べて計算しましたが、やらしい話しはやめときます。

人間お金に目がくらむと良くないよね。


…。


ん?


【賞金】大賞作品:賞金10万円
※書籍化の場合、相当分の印税・原稿料をお支払いします。


お金に目がくらんだ!!

うそ日記

さてさて、久しぶりの更新ですが皆さん如何お過ごしでしょうか?

僕は先日カゼにやられるという失態を見せ、今日もノドをやられてます。


そんな僕がわざわざこうして更新をしようと思ったにはわけがあります。


これをご覧あれ。(コピペ)




差出人 : <uso@amebabooks.co.jp>
送信日時 : 2005年10月25日 20:31:50
宛先 : tamagawa-cherries@hotmail.co.jp
件名 : 『うそ日記』書籍化について
パリジェンヌに憧れてンヌ!様

こんにちは。
アメーバブックス編集部です。

先日は「うそ日記」に作品をご応募いただきまして
誠にありがとうございました。

編集部にて全作品に目を通し
厳正なる審査の結果、パリジェンヌに憧れてンヌ!様の作品を書籍に
収録させていただくことになりました。 作品募集より審査に大変長い時間がかかってしまい ご連絡が遅れましたことを深くお詫び申しあげます。 作品の出版化にあたり、ご確認いただきたい事項がいくつか ございますので、お手数ですが、以下のフォームに記載の上 このメールの返信にて2005年11月2日(水)までにご連絡ください
ますようお願い申しあげます。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
誠に勝手ながら、期日までにご連絡がない場合は ご応募いただきました作品の著者名をブログのタイトル、
またはハンドルネームにて掲載させていただきます。 (お名前、メールアドレスなど個人が特定できる
情報は公開いたしません) 書籍の発売は2005年12月を予定しております。 発売日が決定しましたら、「うそ日記ブログ」
http://uso.ameblo.jp にて発表させていただきます。 ------------------------------------------------------------------ ■■『うそ日記』出版化に関するご確認事項■■ <収録作品> 著者名: (書籍に掲載するお名前です。ペンネームでもかまいません) <ご連絡先> 郵便番号: ご住所: お名前: お電話番号: メールアドレス: ------------------------------------------------------------------ アメーバブックス編集部 uso@amebabooks.co.jp



はて、うそ日記だけあって本当なんでしょうか…。

実際の話し、信じてないんですよ。

確かに当時の僕はノリで送ったんです。

でも何がウソっぽいかって僕、ジェンヌはこのホットメ-ルアドレスで登録してないんですよ。


このホットメールアドレスはブログ上にめっちゃ載ってるので新手の詐欺でしょうか…。


オレから取れるものなんか何もないぞ!

寒かったり、暑かったり。

季節の変わり目と言う事もあり、非常にコンディションを整えるのが難しい季節です。


もう1枚上着を羽織るかと思えば暑い、

じゃあ脱ぐかと思えば寒い。

本当デリケート。

女の子のアソコみたいな季節なんですよ。


僕なんかは基本的に服を着るのが嫌い。

何が嫌いって服にまとわりつく感じが嫌いなんです。

動きにくいしゴワゴワするし。


だからできればパンツ1枚で生活したいんです。

洋服と言う名の重い十字架を背負いたくない!

ありのままの姿、自然な姿、そう生の自分を見て欲しい。


生が1番なんです!!


でもやっぱりデリケートな季節に生の自分ってのは非常にリスキー。

結果は目に見えてます。

もっと自分を大切にしないといけません。


そう、もっと自分を大切に。


女の子のアソコみたいにデリケートな季節に生の自分は良くない。

だからそんな自分を辞めようと思います。

やっぱり女の子のアソコに生は良くないよね。


もっと自分を大切に!!

一人旅 ~3日目③~

PM11:30 ヒッチハイク開始。

手始めに軽く親指を立てるが見事に続々と僕をスルーして車は通り過ぎていきます。
たぶん、僕にほんの少しの恥じらいがあったから。
堂々としてなかったからだと思うんです。

誰がね、深夜にオドオドしながら親指を立ててる人間を乗せてやろうと思うのか。
それに気付いた僕は胸を張り、そして腕をまっすぐ伸ばして立ち尽くしました。

しかし一向に車が止まる気配がない。
そうこうしてるうちに時間は12時を回り日付が変わっていました。

一体僕には何が足りないんだ?

窮地に陥ったときには焦らず冷静に解決策を模倣する。
それが成功へとつながるんです。

そしてしばらく考えた僕は論理的な答えを導き出しました。

俺には本当に車に乗せてほしいという気持ちが足りない!!

僕が本当に車に乗せてほしい、ヒッチハイクをしたい!
そう思うなら、そのオーラから絶対に車は止まってくれるはずなんです。

では一体、実際に何を行動すれば良いのか?
そして、考えた末僕は答えをまたもや論理的に導き出しました。
さすが理系。

車が通り過ぎる瞬間に、僕のありったけの想いを車に向かって叫ぼう!

きた。車だ!!

「お前の車に乗せてくれ~!」
「ちょっとそこまで乗せてってくれへんか?」
「意外と大人しく乗りまっせ!」
「俺たちの出会いって運命やと思うんや。だから乗せて!」

などなど…。
それらが全戦全敗…。

一体なぜだろう。
これでもかっていうくらいに想いを伝えているのに。

どうして?
どうして私の思いに応えてくれないの?


てな感じで、ありったけの想いを告白してるのに見事にスルーされる感じがなんか告白してフラれてる感じに似てきた気がしたので趣旨を変えてこの状況を楽しむことにしました。

どうせ車に向かって何か言うならお題を付けよう。
よし、題して、
『告白100選』

ありとあらゆる世の中の男女間で行われる告白。
それを100個言ってやろうじゃないか。

最初の車がやってきました。
記念すべき最初の告白。
やっぱり最初はシンプルにいこう。

「お前のことが好きやねん。
 オレと付き合ってくれへん?」


よし、言ってやった!

ブーン!!

やっぱりものの見事にスルー。
しかも過去最大のやるせなさ。
一体何なんだ、この切なさは…。

本気で告白したのに…。
しかし考える間もなく車はやってきるんです。

自分の気持ちを伝える告白に考えたセリフなんていらない。
ありのままの、そのときの自分の気持ちを口にしよう!

そのとき、気持ちの良い風が吹き抜けてきました。
そして僕が言ったセリフ。

「風が気持ちええなぁ。
 でも、オレともっと気持ちええことせえへん?」


うわっ。
告白100選2発目にして下ネタですよ。
これは酷い。

そんなのにもちろん車が止まるはずもなく、そして自分が言ったセリフに
自虐の念しか持たない僕。
インスピレーションで言ってはダメだ。
ちゃんと考えて告白のセリフを言おう。

そう思ってると、対向車線でいきなり車が止まるんです。
僕がヒッチハイクをしてる斜線とは違うので向こう側で車がとまる道理はありません。

一体あの車は何だ?


なんて思ってると、1m、また1mと少しずつ前に近付いてきます。
そして運転席の窓が開き、男が僕に声をかけてきました。


得体の知れない車の正体は?

次回に続く。

K ⑤

一人旅から帰って来た僕。

そんな感じの続き。


8月28日

今日は海に行く日。

お盆も過ぎてクラゲの心配がされていたんですが、全然大丈夫でした。


僕は出発のときに、一応海に行くとは知ってたんですが、
何も考えずに水着も何も持たず、何故か手ぶらだったわけ。

で、身軽な体でお迎えの車に乗ろうとすると、
「は?何しに行くの?
 何で手ぶら?
 水着は?」

とK嬢に言われて初めて何をしに行くか気づいたおバカさんでした。

そうか、海って泳ぎに行くもんやな。

というわけで、速攻水着を用意していざ海へ!!


手元に写真があれば乗せたいくらいめっちゃ楽しかったです。


夕方になったくらいに、元々海に行くのではなく麻雀をする予定だった人たちが麻雀をしに帰るというのでみんな帰ることにしました。

そんなわけで、全員が何故か麻雀の会場に移動。


まぁ、でも僕もK嬢も麻雀には興味がないわけで、

その場に飽きたK嬢がツタヤに行くと言うので、僕も着いていく羽目になりました。

そしてDVDをレンタル。


部屋に帰ると雰囲気グダグダ。

麻雀やってない人みんな寝てるし。


というわけで、明日朝から用事がある人とかもいるので麻雀組以外帰宅。

4人ほどがK嬢の車に乗り込み、各々の家に送ってあげることになりました。

僕の家が一番近くて、最初に送ってもらわなくて良いの?

ってある女の子から言われましたが、僕は1番最後。

それから僕とK嬢は、僕んちで借りたDVD見てました。


そしてそのまま宿泊。



8月30日~9月1日

K嬢キャンプに出かける。

この期間に届いたメールは何故かテンション高め。

横浜に帰ってきた9月1日。

たまたま会う機会があったので、チーズバーガーを買ってあげた。



9月3日

今日は前々から約束していた野外フェスに行く日。

そして、僕が意を決しようとした日。


というのも、1週間くらい前に友人に約束をしたんです。

この野外フェスのときに、K嬢と二人きりになる機会は絶対にあるから

この日に告白してやる、と。

結果はヘタレてキングオブヘタレの名を欲しいままにしたんですが…。


当日の朝、K嬢に車で迎えに来てもらう約束だった僕の朝1番の仕事は

K嬢を電話で起こすところから始まったわけです。

起きれないらしいんで。


案の定、遅刻しながら集合場所へ。


フェスは凄い良かった。

天気もいいし、音楽に囲まれながら野外で飲む酒が凄い美味かった。

あるバンドのヴォーカルが自分達のライブが終わった後も全裸でウロウロ。

彼のチンチンとカンパイしました。


結局、この日もみんなを送ると当たり前のようにK嬢は僕んちに泊まってきました。

帰ったのは次の日の夕方6時くらいかな。

というか、こんだけ長い間一緒にいるのに何もしてないというのが意味が分からないです。

9月5日

「家に誰もいなくて寂しい。」

みたいなことを言ってたから、

「そんなに寂しいんやったら遊んであげてもいいで。」

とメールを送る。


で、K嬢が家に来ることに。


お昼に来たわけなんですが、家に来た瞬間K嬢の携帯が鳴りました。

どうやら今日の夜、友達と一緒に遊ぶ約束があったのを忘れてたらしく、その打ち合わせの電話。

僕と会ってる場合じゃないやんと思いましたが、約束は夜からだったみたいなのでそれまでは一緒に映画を見てました。

K嬢が帰ってからは、一人で色々な用事を済ませたり、映画見たり。

K嬢は友達と鍋をしてたみたいで、楽しい様をメールで報告してくれました。
そんな感じで夜12時を回ったくらいに1通のメール。


「今何してる?」


と来たので、「映画見てる。」と返信すると、


「じゃあドライブに付き合って。」


というわけで、ドライブ。

実際は、一緒にご飯を食べた友達を家に送った後の帰り道が

一人で帰るのが寂しいので喋り相手に僕を途中で拾ったみたいです。


行きは送る相手のナビがあったから良かったものの帰り道は迷う事迷う事。

やっとの思いで僕たちのホーム横浜に着いたんですが、

何を思ったのか、単に道を間違えたのか、わざと道を間違えたのかK嬢は帰り道を逸れていくわけです。


行き着いた先は横浜でも有名な夜景スポット。

これ↓


汽車道


ここの入り口付近で車を止め、

「ちょっと休憩!」

とか言われたから、確かに長い間運転してたからちょっと車を止めて車の中で喋るくらいかと思ったら

エンジンを切って外に出るわけ。


こんな夜景がきれいなところに出るんですよ、二人で。


え、何で?


みたいなことを思いつつも、深い意味はない。

単に歩くだけだ、と思ってちょっと歩きました。


深夜で、小雨も降ってたので本当に二人きり。


でも基本的にムーディーな雰囲気が苦手な二人なんで

夜景を目の前にしても雰囲気のない話しばかり。


普通の人ならこんなムーディーな夜景を目の前にしたら否が応でもムーディーになるはずです。

何でや!?

そして何事もなくそのまま帰宅。

本当に何事もなかった。


ちなみに次の日、

「家に帰って思ったんだけど、夜景がきれいなところ行ったのにタクちゃんのせいで全然それを感じさせなかったね。

本当、夜景をブチ壊しにする男だね。」

みたいなことを言われました…。




というわけで、夜景というリーサルウェポンが登場したにも関わらず、

雰囲気ぶち壊しの僕。

告白の決意をしたにも関わらず何もできなかった僕。


本当ヘタレ!!


もう石を投げられても文句を言えないくらいヘタレです。

中学生でももっとうまいことやります。



つづく

K ④

K嬢の初めてのお泊まりを経験した僕。

しかし何もできなかった僕。

これをズルズル引きずるヘタレな僕。


ヘタレ日記の続きです。


8月8日

この日は多摩チェリ初ライブに向けての最後の練習の日。

ライブに弾みをつけるべく、練習が終わったら飲みに行こうと思ってました。


が、練習後に携帯を確認すると1通のメール。

「今日は何してるの?」


もちろんK嬢からですよ。

こんな誘いを逃すわけにはいかないと思い、

飲みに行きたかった思いを断ち切りK嬢と遊ぶ事にしました。


そして、諸事情により遅くなったK嬢は夜中に『ドッヂボール』という映画片手にやってくる。

この映画が逸材!!

これを見た後、共に就寝。

前回泊まった事もあって、今回はすんなり同じベッドで寝てました。

まぁ、相変わらず全く手を触れてないんですが。


だって、同じバイトで嫌でも顔を合わせるから、万が一のことがあったら気まずいわけじゃないですか。

というか、この辺りから万が一どころか確実にフラれると思い込んでヘタレてた時期です。


そして翌日正午まで在住。

次の日に続く。



8月9日

今日はテニスの日。

昨日泊まったK嬢は正午まで僕の家にいて、一旦帰宅から約1時間後、

再び僕の家に来て一緒にテニスに向かう。


その後、テニス→飲み→花火。


夏の風物詩、花火。

やっぱり花火って良いもんです。


横浜の公園でやってたんですが、大勢でする花火ってのは本当に楽しい。

しかし羽目を外したためか、近隣住民の通報により警察登場。


警察にこっ酷く注意されたので仕方無しに解散。


何の流れなのか今日も普通にK嬢は僕の家に泊まる!


何と、奇跡の2連泊!

無論、何もない…。


唯一あったことと言えば、寝ぼけてるK嬢に、目潰しを食らったってこと。

ギリギリ外れたが失明しかけた…。



8月10日~15日

K嬢、一人旅に出かける。

お土産で貰った鳥取砂丘ストラップはわずか1週間くらいで大破。


そういえば、10日の多摩チェリの初ライブ。

初のライブだというのにリハに大幅に遅刻した理由は、

前日に泊まったK嬢がずっと僕の家にいたからです。
帰ってなんて言う事もできず、ずっと一緒にいたので遅刻しました。

これは仕方ない。


8月19日~24日

K嬢とほとんど入れ違いで今度は僕が、西日本一人旅。



お互いの一人旅の間は結構メールでやり取りしてました。

男の家に単身泊まれるというのが普通になってきたので、

元々男友達の多い子なので僕もその類だと呪縛に掛かってた時期の始まりです。


つづく

K ③

8月といえば、初っ端の8月1日に横浜では花火大会という大イベントがあります。


とにかく誰か女の子と花火に行きたい!!


そんなミラクルをずっと期待して過ごしていた7月。

ミラクルよ起これ!

なんてずっと思いながらも、ミラクルが起こる可能性など微塵もない。


だって肝心のK嬢は友達と花火に行くって約束をすでにしてましたからね。

だからK嬢を誘う事も誘われる事もないわけですよ。


そんな8月編のスタートです。



8月1日

今日は横浜で花火大会の日。

何かしらのミラクルが起きて、誰か一緒に見に行ってくれないかと思ってました。


もう誰でもいい。

一応、誰とも花火を見に行かなかった場合は、

寂しい男同士で慰めあう約束はしてました。


そんなところにK嬢からメールが来ました。


K嬢はちょうどバイト先の女の子と花火を見に行くから一緒にいる最中で、

「花火まで時間潰すのに何かいい案ある?」

という内容だったので、

「イチゴ狩り。」

とでも送っときました。


メールが送られてきても、別に花火に誘われるわけじゃないんですよ。

ミラクルさんはやって来ず。

そんな感じでロンリーに一人部屋で過ごしていると、
またもやK嬢からまたメール。


「今何してるの?」

と聞かれたので、

「今日は主に親知らずの痛みに耐えながらウクレレ弾いてる。」

と、答えると、

「じゃあ暇ね。

 今から行くね。」


そんなわけで、迎えに来られて突然の拉致。

ミラクルさんアリガトウ!!

しかも女の子2人、僕の計3人というわけの分からない構図。

軽いハーレムじゃないですか!?

そんで行く先も分からぬまま車に乗ること幾星霜。


着いた先は、八景島シーパラダイス

そういえば、以前K嬢とボウリング勝負をして負けて、

で、罰ゲームでフリーフォールに乗るって約束をしてました。


絶叫系が苦手なんですよ、僕は。


フリーフォールはあっという間の出来事で大丈夫だったんですが、
ジェットコースターは半泣き。


で、横浜に帰るころには花火大会も終盤。

車から少し見たんですが、すごいキレイでした。


花火はあんま見れんかったけど、楽しかったからいいや。


8月2日

昨日遊んだ女の子2人と、『スーパ-サイズミー』という映画を見る約束をしていたのに、

一人来れなくて、結局K嬢と二人で見た。


またもや自分の部屋という密室で二人きりで映画。

気にしすぎかもしれないが、こういうのってのはやっぱり照れる。


ちなみに映画自体はかなり面白かったです。

その後、バイト先の人の送別会があったので参加。



8月3日

送別会が終わったと思ったら急にK嬢が、

「クレヨンしんちゃんの映画をもう1回見たい!」

とか言い出した。


なので、タクシーで家にやって来たのだが、時刻は朝の5時。

ビデオをつけるや否や酒も入ってたって事でK嬢は僕のベッドで横になるだけとか言いつつそのまま寝てしまいました。


困ったのはそれから。


ビデオを一人で見終わった僕。


眠い。

しかしベッドにはK嬢。

僕は一体どこで寝たらいいんだ?


床?

それともK嬢と一緒にベッド?


5分くらいずっと正座で葛藤。

で、結局ベッドで寝ることにした。

自分のベッドだ。

何が悪い!!


そう思いつつも、同じベッドですぐ隣でK嬢の寝顔。

ずっと緊張してた。


ヘタレが売りなんで手を出すなんて御法度。

てか、バイト先の人とかっていやでも会うんで手を出しづらいわけです。

これがもっとフランクな関係なら手を出してたのに…って思いました。



つづく

動物占い

動物占い

一昔流行ったと思いますが、先日久しぶりにやってみました。


自分が何の動物でどんなタイプなのか大体覚えてたんですが、

久しぶりに見るとやっぱり面白いものです。


個人的に動物占いって結構当たってる気がするんですが、

そう思うのは僕だけでしょうか。


ちなみに僕はペガサスです。


ペガサス


●自由が大好き!

親や恋人などに束縛されたり、ひとつの場所に拘束されるのが大嫌いな

性格。いつも自由な身でいたいのです。おまけに、細かく指図されるのも

イヤです。


自由大好き!

束縛嫌い!!


細かく指示されるのも嫌い。

何のために自分で考える頭を持ってるのか。


●面倒くさいことが苦手

怠け者ではないけれど、細かい用事が重なったりすると、面倒くさく感じて

しまいます。アバウトで大ざっぱな性格だから…。


確かに面倒くさいことは苦手。

できないとかじゃなくて、めんどくさいから。

理由になってないです。


いかに効率よく動くかを考えて楽しようと考えるタイプです。


●ひらめきは天才的

12動物キャラの中で最もカンが鋭いタイプ。また、発想力が豊かで、

とつぜん、良いアイディアを思いついたりします。


これはイマイチ判断し辛いですが、何かを発想する事は好きです。


文化祭とかの時は、主に横から口だけ出して自分は何も動かなかったです。

企画だけ考えたり、ダメ出しだけ一流だったり。

だって、動くのめんどくさいから。


●人の話は上の空状態!?

「うん、うん」と相づちを打ちながら、熱心に人の話を聞いているように

見えて、考えているのは全然違うほかのこと! 

社交辞令も多かったりします。


これは良くわからないです。

人の話しはしっかり聞くと思うんですが、周りから見るとそうかもしれません。


あ、でも人が話してるときに別の事考えてるのはしょっちゅうある…。


●機嫌の差が激しいお天気屋

機嫌が良いとニコニコしてるけれど、悪いと思いっきり沈んでたり。

その日の機嫌に行動が左右されやすいのです。


これはまさにそう。


マジてテンションが全く違います。

すげー気分屋です。


●自分の気持ちに正直な人

思ったことをそのまま口にして相手を傷つけたり、

悪びれずに遅刻してきたり。

思考と行動が直結しているからです。


気ぃ使いなんで、実は思ったことは家に貯めるタイプです。

だからこれは違うかな。


遅刻はあんまりしません。

基本的に5分前行動の更に5分前に行動する人間です。


あ、でもデリカシーがない発言を多々する人間なんで、

実は思ったことをそのまま口に出して人を傷つけてることもあります。


デリカシーのなさは最近、結構気にしてる。


●つかみどころのない人柄

いつもどこかに飛んでいってしまい、行動パターンも謎。

周りの人につかみどころのなさを感じさせる人柄です。


団体行動は確かに苦手。


興味がある事を見つけたら輪を離れて一人でぷら~っとどっかに消えます。

そんで、ぷら~っとまた戻ってくる。




こんな感じで結構ペガサスは当たってると思うんですよ、自分では。


暇だったらやってみて下さい。

一人旅 ~3日目②~

鳥取から離れる事を決めた僕。

鳥取からの脱出方法は勿論、ヒッチハイク。


親指を立てる。

  ↓

車止まる。

  ↓

鳥取脱出!


という見事なプランをたった数秒ではじき出した僕のスーパーコンピューター。

とりあえずヒッチハイクポイントに移動することにしました。

目的地なんかなかったけど、とにかく西に行こう。

それだけを胸に秘めて。


鳥取砂丘の近くにはちょうど海岸沿いに道があったので、

どこに向かうか分からないけど道なりに進みました。

車自体があまり通らないので、とりあえず歩いて適当に進みつつ

車が来たら親指を立てるのが良いと判断したからです。


真っ暗闇の海岸沿いを歩く。

たまに後方から車が来るのを確認したら満面の笑みで親指を立たせる。


これの繰り返しですよ、最初は。


たぶん、まだヒッチハイクに対する恥ずかしさみたいなのがあったと思うんです。

「今時ヒッチハイク?

 こいつ猿岩石のファンだぜ!」

って思われるのが恥ずかしくて。


でも徐々に僕の親指は調子が出てきたのか、見事な立ちっぷりでした。

そんな感じで海岸沿いを歩く事20分くらい。


蜜に群がる蝶の如く、僕の親指に誘われて1台の車が停車してくれました。

テレビなんかではヒッチハイクって何時間やってもつかまらないイメージなので

たった20分くらいで車が止まったので、

「やった!ヒッチハイクなんてちょろいぜ!!」


と思ったのも束の間。

近づいてみたらその神々しき姿の車は見間違ごうことなくパトカーなんですよ!

初めてヒッチハイクして、初めて捕まえた車がパトカー。

で、窓が開いておまわりさんが言うんです。


「君こんなところで何してるの?」


職務質問って奴ですか…?

僕は事情を説明しました。


ただ、西に行きたいってことを。

お金がないってことを。

ヒッチハイクしてるだけだって言うことを。


そしたらおまわりさんが言うんです。


「西そっちじゃないよ。

 そっちは東。」


…。

うっ…。


「どっちにしろこんなところじゃ車なんて捕まらないでしょ。

 もっと車が捕まりやすい国道まで乗せてってあげるよ!」


!?

マジッすか!!


僕の旅に対する意気込みが伝わったのか、

おまわりさんはナイスガイな笑顔で僕を後部座席に誘うのです。


やった!

ヒッチハイク成功だ!!


なんて思いながら勢い良くドアを開ける僕。

するといきなり、


う~!う~!!う~!!!


と、柳沢慎吾ばりのサイレンが鳴るんです。


何っ!?

こんな時に事件か!?


まさに僕がドアを開けた瞬間。

こんなタイミングよく事件だ何て、まるで警察密着24時みたいな高揚感。

こんな貴重な瞬間に立ち会えるなんて僕は何てラッキーなんだ!


しかし、事件だというのに冷静なおまわりさん。

さすがプロは場慣れしてるぜ!

と思うと、一言。


「パトカーのドアは急に開けたらサイレンが鳴るから降りるときは気を付けてゆっくり開けてね。」


あ、はい…。


何と、サイレンを鳴らした犯人は僕…。

無駄に海岸沿いにパトカーのサイレンがこだましました。


そんな感じで好意的にパトカーに乗せてもらい、国道のコンビニで降ろしてもらいました。

ここなら、コンビニに来てるトラックの運転手に直接交渉して乗せてもらうことも可能。

さすが警察の判断力は一味違います。


しかし見渡せど見渡せど、トラックはあるのですが運転手はみんな就寝中。

直接交渉できる人など一人もいません。

しばらく待ってみても新しいトラックも来なければ運転手が起きる様子もないので、諦めて自力でヒッチハイクすることにしました。


そしてヒッチハイクポイントを探すためにひたすら歩く。

せっかくヒッチハイクしてる僕を発見しても、ちゃんと車を止める場所がなければ後続車の邪魔になるから止まれないじゃないですか。


というわけでそんな立地条件を満たす道に当たるまでひたすら歩いたんですが、

なかなかないんです。


もう歩く事、歩く事。


そして、全長1kmのトンネルを2つ連続で越えたところで僕はやっと見つけました。

オアシスという名のヒッチハイクポイントへ。


さぁ、ヒッチハイクの始まりだぜ!!



つづく